残業代は1分単位?
友人の息子さんが塾の先生をしていて、58分に教室を出てきたそう。母である友人が「もったいないじゃん!あと2分働いてきなよ」と言ったら
「いや、1分単位だし」と返してきたと言う・・・。時代です・・・。
学生の頃、「あと1分でバイト代増えるから、のんびりゴミ捨てしよ♪」
やっていましたね・・・。
ここで、社長さんから「残業代って1分単位で払わないとダメなんですよね?」の質問。
最初に結論を言っておきます。
社長、そこまで細かくなくて大丈夫です。
残業代は「1分単位」が原則という事実。まずは事実関係から。
労働時間は
「1分でも働けば、それは労働時間」というのが法律の基本的な考え方です。
そのため、
「15分未満は切り捨て」「30分単位でまとめる」
といったルールは、説明が難しくなるケースがあるのも事実です。
ここまでは、あくまで「法律の話」。
でも社労士は、社長を困らせたいわけじゃありません。ここからが社労士の本音です。
正直に言うと、「1分1秒まで完璧に管理してください」
なんて、社労士自身も現実的だとは思っていません。
現場では、
- 終業間際の片付け
- ちょっとした雑談
- 私用が混ざる時間
などが完全に切り分けられないのが実情です。
なので、社長が本当に気をつけるべきポイント!
実は問題の本質は、「1分単位で払っているかどうか」ではありません。
本当に怖いのは、
×→ 1分単位じゃないこと
〇→ ルールがなく、説明できないこと
もし聞かれたときに、
「なんとなく15分で切っています」「昔からそうなので…」としか言えない状態だと、リスクが高くなります。
逆に、「こういう考え方で、こういうルールにしています」と説明できれば、社長の立場はぐっと強くなります。
おすすめするのは、
- 勤怠を客観的に記録する
- 1分単位を前提に集計する
- 無意味な残業を減らすルールを一緒に作る
つまり、
「1分単位で払え!」ではなく「1分単位を前提に、会社を守る仕組みを作りましょう」
というスタンスです。
- 社員との無用なトラブルを防ぐ
- 説明責任を果たせる
- 経営に集中できる環境を作る
ための考え方。
声を大にして言うのは・・・・・残業代は1分単位が原則ですよ♪って事で。

